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【話題のゲームを紹介】“想い出”から紡がれる感動作「When the Past was Around 過去といた頃」

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本タイトルは、作中に一切のセリフが存在しない、ラブストーリーを描いたアドベンチャーゲームです。物語の主人公は最愛のパートナーを失くしてしまった女性。セリフやテキストが存在しない中で、絵や音を頼りに物語を想像できるゲームとなっています。

昔の想い出が紡ぐストーリー

ゲームのステージとして登場するのは、女性の日常の風景を切り取った場面。プレイヤーは画面の気になる箇所をポイント&クリックし、次のステージとなる部屋に進むためのアイテムを見つけていきます。カーペットをめくって鍵を見つけたり、カッターを探し出して段ボールを開けるといった様々な仕掛けが用意されています。
アイテムの多くはかつての記憶を蘇らせるような品物ばかり。彼女らの“想い出”が詰まったものたちを見つけ、ストーリーを進めていきましょう。

簡単な操作で進められる謎解きゲーム

※画像はイメージです

本作品では、アイテムを集めて謎を解いていき、ステージクリアすると彼女とパートナーのイベントシーンが映し出されるというような流れになっています。
画面内でチェックできるものはボタン一つで簡単に画面に表示できるため、難易度は高くありません。また、基本的にひっかけのような謎解きもないので、絵などの手掛かりを頼りに進めていけば、ほとんどの謎を解くことが可能です。
謎解きに必要なアイテムを集めていくと、悲しみを抱えた主人公の心の扉を少しずつ開くことができます。

ゲームだからこそ没入できる物語

何かを失ってから徐々に再生に向かっていくというテーマの作品は、映画や小説などでよく見られます。すでにそれをテーマにした多くの作品が生まれているため、ありふれた物語のように感じてしまう人もいるでしょう。
しかし、本作品はプレイヤー自らがコントローラーを握り、ゲームの世界に直接入り込む感覚になれるスタイルのため、ストーリーに没入しやすくなっています。机の引き出しを見る時、段ボールを開ける時、窓の外を眺める時、あらゆる場面において、まるで自分自身が体験していることのように思えるでしょう。
アイテムのひとつひとつや風景、静かに流れる楽器の音色が、プレイする人の想像力を引き立てる、魅力的な作品となっています。

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