本タイトルは、コナミのローグヴァニア2Dアクションゲーム最新作。
タイトル通り、1987年にファミコンゲームとして発売された「月風魔伝」と同じ世界観を持つ作品です。
第二十七代目の月氏当主にあたる主人公・月風魔は、現世に影響を及ぼし始めた地獄の異変を探るために、奈落へ向かいます。彼が目にするのはまさしく“地獄”の光景。
日本画タッチで描かれるキャラや背景
この作品は、横スクロールで進む2Dアクションゲームであり、奥行きのある背景や日本画風に描かれていることなどが特徴となっています。
地獄にいる鬼や背景の激しい波といったものがすべて日本画のようなタッチを保ちつつ細かに動くため、不気味なBGMと合わさると、まさに地獄の雰囲気を味わえます。
地獄に待ち受けるのは数々の魑魅魍魎。キャラクターも日本画タッチで描かれており、2Dにも関わらず、3Dに劣らぬほどの迫力を感じます。
装備の整備が重要
本作では、ジャンプや前転などの移動アクションのほか、刀などの“主武器”、弓矢などの“副装備”で敵を攻撃していきながらゲームを進めていきます。ゲームの進行自体は簡単で、敵を倒しながら各ステージを探索し、ボス戦に通じる鳥居を見つけボスを打倒するという流れ。
主武器・副武器はそれぞれ2つまで装備可能で、それらを使い分けていくことになります。主武器には武器ごとに異なるアクションがあり、副武器には使用回数を超えると再び使用できるようになるまでのクールタイムが発生します。状況に合わせて武器を上手に使い分けることが重要です。
何度でもチャレンジしたくなる中毒性
このゲームでは、攻撃できる装備はあるものの、防御できる装備は存在しないので、敵の攻撃を受けるとかなりのダメージとなってしまいます。また、主人公の体力がステージクリア時に回復することはなく、唯一の回復手段は回復薬のみ。
そこで役に立つのが、“鍛練”と“秘伝”。専用の素材を使うと、鍛練では敵に与えるダメージ量基礎値を強化でき、秘伝では多くの素材を持ち替えれるようになるなどのボーナス効果があります。プレイごとに効果が発揮されるため、強化されより先のステージに進めた時には達成感を感じられます。