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洋館の謎を解明し殺人鬼から逃げるホラーゲーム「クロックタワー・リワインド」

投稿日:2024年11月5日

本タイトルは、1995年に登場したホラーゲーム「クロックタワー」をもとに、いくつかの変更や特典をプラスしたものです。先月末にPS5、PS4、Switch、Xbox、PC向けのタイトルとして発売されました。
恐ろしいハサミの音からひたすら逃げるしかないという状況におかれる、スリル満点のホラーゲームです!

正しいルートを選び、最良のエンディングを目指そう

   ※画像はイメージです

作品の舞台は正体不明の殺人鬼が住む洋館です。プレイヤーは主人公である少女に指示を与え、殺人鬼に捕まらないよう逃げつつ友人を探し、そして洋館の謎を解明していきます。
90年代においても多くのホラーゲームが制作されましたが、多くの場合は敵と戦うことでクリアを目指すものでした。そんな中「クロックタワー」は主人公が非力な少女であり、殺人鬼から逃げるしか手段がない、という当時としても斬新な作りになっていました。
ゲームシステムはいわゆるポイントクリック式であり、調べたい場所や移動したい場所をクリックしながら進んでいきます。またマルチエンディングが採用されており、バッドエンドを含む複数のエンディングが存在します。
解くのが難しいような謎解き要素はありませんが、ランダム要素が複数用意されており、どのルートを通って探索を進めるのかの選択が鍵になります。時にはバッドエンディングに打ちひしがれながら、最良のエンディングを目指して繰り返し挑戦していくのが基本的な楽しみ方です。

本タイトルに加えられた変更点

そんな「クロックタワー」にいくつかの変更を加えたものが本タイトルです。とはいえ、リマスターと言うほどの変更が加えられているわけではなく、グラフィックも当時のスーパーファミコンのものを基調としています。
ゲームを始める時には旧作の移植版にあたる「オリジナル版」と新しい変更点のある「リワインド版」から選ぶことができます。また画面のサイズ比率などを調整したり、ブラウン管のような感じにしたりすることもできるようになっています。
操作方法も旧作と同じように、カーソルを動かしたり、調べたいところでボタンを押したりするのですが、カーソルが動かしやすくなるなど操作性の改善も見られます。また旧作では部屋に入る度に自動的にセーブされ、やり直しができないようになっていたのですが、本タイトルでは任意のセーブも可能です。

難易度は旧作よりやや低め

さらに本タイトルではプレイを一定の時間巻き戻してやり直すことが可能になっています。この機能によって、旧作に比べると難易度はやや低くなっています。しかし殺人鬼に追い詰められている状況で時間を巻き戻しても、すでに逃げられなくなってしまっていることも多く、難易度としてはいい塩梅になっているのではないかと思います。
なお、プレイ中の映像は劇画風のリアルなグラフィックになっていますが、導入ムービーは可愛らしさを感じるアニメ風のタッチで描かれています。従来の「クロックタワー」を知っている人にとっては非常に新鮮なムービーだと思います。

本タイトルは、現代のプレイヤーでも楽しめるよう様々な変更が加えられているものの、グラフィックをはじめ多くの要素は旧作に忠実に作られています。95年の時点で現代にも通用するホラーゲームが作られていたのかと思うと驚きですね。
ホラーゲームが好きな方は、一度体験してみてはいかがでしょうか!

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