本タイトルは先月25日からDXより日本語版が配信されているターン制コマンド育成RPGです。グローバル版は6月から配信されており、すでに注目を集めているタイトルなので、聞いたことのある方も多いのではないでしょうか。ガチャや育成の要素はもちろん、重厚なストーリーや奥深いPvPなど、現時点で多くの時間を費やせるコンテンツが揃っているタイトルです。
SF的な世界観とストーリー
本タイトルは、寒波によって人類が滅亡しかけた近未来の世界が舞台。人類は適性を持った人々を「霊子」にして、イザリアと呼ばれる電脳世界に移住させています。プレイヤーは「ハイパーリンカー」として、特別な力を使う魅力的な仲間たちと共に、イザリアを災厄から守り、人類を救うための多くの試練に挑むことになる、というストーリーになっています。
雪晄、霊子中枢、原質能力、異格者といった本タイトルの専門用語が数多く登場しますが、基本的にはこの大まかなストーリーを理解していれば問題ありません。SF的な世界観が細かく作り込まれているので、SFや近未来ものが好きな方は入り込みやすいのではないでしょうか。
シンプルな戦闘・育成システム

シナリオでは専門用語が飛び交いますが、戦闘システムはシンプルです。ターン制で戦うRPGである本タイトルでは、それぞれのキャラクターが効果やクールタイムの異なる3種類のスキルを有しており、スキルの選択や使うタイミングが腕の見せ所となります。
スキルには様々な効果があり、特にバフやデバフといった支援系の種類が多くなっています。防御力や攻撃力といったステータスを高める単純なものはもちろん、特定の攻撃に対して効力を発するデバフなども存在します。これらの組み合わせによって大きなシナジーを生み出すことも重要な戦略です。
キャラクターそのものを強化する育成のほか、装備を集めて強化したり、支援ユニットである「シェル」を強化したりすることによってキャラクターを強く使えるようになります。強化にはそれぞれ素材が必要となりますが、自動周回機能も備わっているため、メインのクエストを進めながら裏で素材を集める、といったことも可能です。
キャラクターを入手するためのアイテムは、いわゆるアチーブメントの収集やミッションの完了によってそれなりに集めることができます。ガチャアイテムを集めてキャラクターを入手・育成し、そのキャラクターを使ってミッションをこなす……といった繰り返しが基本になります。
やり込み要素の強いPvP
本タイトルには、他のプレイヤーのパーティに挑戦してポイントを得るものと、リアルタイムのコマンド入力による硬派な戦闘の、大きく2つのPvP要素があります。
リアルタイムに戦うものは、お互いキャラクターを5人ずつ選び、相手の選んだキャラクターから1体を外す「バン&ピック」から始まります。海外ではすでに100人を超える参加者によるオフラインイベントも開催されているとか。大会が開催できるということは、ゲームの競技性の裏付けでもありますね。
当然、このモードではキャラクターをある程度まで育成し、それぞれのキャラクターや装備、スキルの仕様を理解していなければ、勝つことは難しくなっています。また所持しているキャラクターやアイテムの数も戦績に影響するため、多少の覚悟は必要なコンテンツとなっていますが、PvPにはまりがちな人にとっては大きなやり込み要素となることでしょう。