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上月財団が将棋界を応援研修会事業に助成、国際普及にも意欲

投稿日:2025年5月30日

コナミグループ代表の上月景正氏が理事長を務める上月財団が、将棋文化の裾野の拡大のため、日本将棋連盟の研修会事業への助成を行ったそうです。

研修会は将棋会館など全国の6ヶ所で原則月2回開催されており、プロ棋士の対局指導のほか、棋士に求められる礼儀作法も学ぶとのこと。20歳までの有段者の男女や、女流棋士を目指している25歳までの女性が参加しており、多くの研修生がプロ棋士を目指して切磋琢磨しているそうです。

今年3月にコナミグループ取締役の松浦芳弘氏と上月財団理事の村田哲也氏が将棋会館を訪問し、日本将棋連盟会長の羽生善治氏と常務理事の森下卓氏との面会を行いました。村田氏は研修生たちの前で羽生氏に助成金の目録を渡し、「今後の研修生の活躍を楽しみにしています」と挨拶を述べたそうです。上月財団は今までも文化、教育、スポーツの分野を応援してきたといいます。
羽生氏は上月財団による将棋への応援に感謝を述べ、研修生に対しては仲間との交流を深めそれぞれの目標に向かって前進するようエールを送ったそうです。

松浦氏と村田氏は研修会の見学もしたようです。研修生たちは森下氏(九段)や羽生氏(九段、永世七冠)という憧れの存在を前にして対局に臨み、緊張を見せつつも真剣な表情で盤に集中していたとのこと。

取材に対応した羽生氏は、娯楽の多様化や少子化といった課題もあるが、多くの子どもに将棋を普及させたいと意欲を述べました。近年ではオンラインでの普及にも注力しているそうです。またウクライナなど国外における将棋の人気にも触れ、昨年開催され45の国と地域から参加者が集まった国際将棋トーナメントなど、海外に普及させる取り組みにも努めていきたいと語りました。

日本の伝統文化であり、何百年経っても色褪せない魅力を持ったゲームである将棋。将棋文化の裾野が広がって、国内外のさらに多くの人々が将棋を楽しむようになってほしいですね!

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