株式会社共同通信社および公益社団法人日本将棋連盟が主催する「第48期棋王戦」は、コナミホールディングス株式会社(現コナミグループ株式会社)が特別協賛しています。
これにより今期は、棋戦表記を「棋王戦コナミグループ杯」として開催しています。第48期棋王戦コナミグループ杯は2022年1月に開幕。予選からスタートし、挑戦者決定トーナメント、五番勝負を経て、棋王が決定するとのこと。
参考:第48期 棋王戦 コナミホールディングスが特別協賛社に、大塚製薬株式会社が協賛社に決定
棋王戦とは?
「棋王戦」は、すべての棋士と女流名人、アマチュア名人で行われる棋戦です。1974年に一般棋戦として創設され、翌年にタイトル戦に格上げされました。前身は「最強者決定戦」。五番勝負で勝利した者は、棋王のタイトル称号を得られます。
挑戦者決定までに、予選・挑戦者決定トーナメント、敗者復活戦を実施。その後、挑戦者決定戦を勝ち抜いた棋士が棋王と五番勝負を行い、先に3勝した者が新たに棋王となるそうです。
また、棋王位を連続5期以上保持した棋士には、「永世棋王」の称号が与えられるといいます。
直近の歴代タイトル保持者
第38期~第47期(2012年~2021年) 優勝者:渡辺明
第37期(2011年) 優勝者:郷田真隆
第34期~第36期(2008年~2010年) 優勝者:久保利明
第32期・第33期(2006年・2007年) 優勝者:佐藤康光
第31期(2005年) 優勝者:森内俊之
第30期(2004年) 優勝者:羽生善治
第29期(2003年) 優勝者:谷川浩司
第28期(2002年) 優勝者:丸山忠久
第16期~第27期(1990年~2001年) 優勝者:羽生善治
現在、永世棋王の資格を有しているのは、連続12期優勝した羽生善治竜王と、連続10期優勝した渡辺明棋王のみだそうです。
まとめ
今回は、第48期棋王戦コナミグループ杯について取り上げました。1975年に一般棋戦からプロ棋戦に格上げされてから、現在まで続く歴史ある棋王戦。今年1月からスタートしている今期は、いったい誰が棋王に輝くのでしょうか?今後の流れに注目していきたいところです。