「ライフ イズ ストレンジ」シリーズは、プレイヤーの選択によりストーリーの内容が変わっていくアドベンチャーゲームです。温かみを感じる音楽や、ノスタルジックなビジュアルが特徴。一方、ストーリーは、人種問題や学生カーストなど、現代に見られる社会問題、世の中の闇の部分などを絡めたシリアスな内容になっているのも本タイトルの魅力の一つとなっています。今回の舞台は、コロラド州の山奥にあるのどかな田舎町のヘイブン・スプリングス。そこでのある事件をきっかけに隠された闇が見えてきます。
主人公に備わった不思議な能力
シリーズの大きな特徴の一つは「ビフォア ザ ストーム」以外の作品において、主人公に不思議な能力が備わっていること。ストーリーを進めるなかでその能力が助けになったり、反対にトラブルのもとになることもあります。本タイトルの主人公であるアレックスは、他人の強い感情をオーラとして見ることができる能力を持っています。オーラを見るだけでなく、感情を体験し周囲の人々の関係に影響を与え、それが時に人生を左右することにもなるという能力です。感情に寄り添うのか正すのかは、今後の展開に関わってくるため慎重に選択しなければなりません。
フェイシャルアニメーション強化でキャラクターの表情がよりリアルに
不思議な能力を持っているがために、アレックスは通常の生活を送れず、8年間グループホームの施設で過ごしていました。しかし年を重ねて成長し、自身の能力と対峙することで、施設を出て兄の住むヘイブン・スプリングスに行くことを決めます。物語は、施設を出る前に施設のスタッフと最後の面談をしているシーンから始まります。
本作では、登場人物のフェイシャルアニメーションが強化されており、キャラクターの表情や感情がよりリアルに表現されています。冒頭のシーンは、その感情の生々しさを実感させてくれるそんなシーンでもあります。
日本語吹き替え版でさらにダイレクトに感じられる
キャラクターの声を担当しているキャストは、アニメやゲームをはじめ、海外ドラマや洋画の吹き替えも担当している経験豊富なメンツが揃っています。本作の吹き替えも海外ドラマを見ているような雰囲気が漂っています。本作は“感情”がキーとなるため、日本語吹き替えでプレイすると、さらにダイレクトに登場人物の感情が感じられるでしょう。